『ナイブズ・アウト グラスオニオン』観ました。
1作目がかなり面白かったので期待して今回も観ました。
2作目も1作目とはまた違った感じで面白かったです。
物語はミステリー王道の
孤島×容疑者×名探偵
という組み合わせです。
アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」や綾辻行人の「十角館の殺人」でもあるように外界との孤立はミステリ要素として大切ですね。
前作はアナ・デ・アルマス(美人すぎ!)演じるマルタ・カブレラ視点で物語が進んでいったのですが今回はダニエル・クレイグ演じる探偵のブノワ・ブラン視点です。
前回はブノワ・ブランが本当に名探偵なの?という疑惑を持たせながら物語が進んだのに対して、今回は名探偵である事が強調されています。
(007と比べるとブリティッシュイングリッシュではなくなり、ニューオリンズ訛りなって話し方が全く違うのも印象的でしたね。日本で言うと赤かぶ検事みたいなノリかな?)
容疑者全員が何かしら問題を抱えながら島に集まります。
(そして全員が明らかに動機もあって)
アガサクリスティーっぽい物語の展開の1作目でしたが、今回も思わせぶりな進め方で多分視聴者の予想できない話の進み方になっていると思います。
ミステリは内容を語ると見れなくなってしまうので、あらすじは詳しく書きませんが、1作目が好きならあの雰囲気がありつつもアプローチを変えてきてるので楽しめると思います。
映像内にヒントがきちんと隠されていますし、ミスリードも混ざっているので巻き戻して観たりするのもありかもしれません。
あ、あと前作で一部の視聴者に指摘されたから?か、今回は全員がスマホを持てないようになっています。
そこがパロディになってるのも面白かったですね。
(Appleが悪役にはiPhoneを持たせないので、そこから犯人が分かってしまう)
余談ですが、俳優がMarvel映画出演経験ある人ばかりで個人的にはちょっとそこが気になったし、好きでした(前作のクリスエヴァンスは言わずもがなキャプテン・アメリカですね)
デューク(デイブ・バウティスタ)→ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのドラックス
ペグ(ジェシカ・ヘンウィック)→アイアンフィストのコリーン・ウィング
クレア(キャスリン・ハーン)→ワンダ&ヴィジョンのアガサ・ハークネス
役名不明(イーサン・ホーク)→ムーンナイトのアーサー・ハロウ
完全に個人的な話ですが、ジャネール・モネイが可愛かったなと。
この人歌手なんですね。
髪の毛はブロンドも黒も似合いますがショートカット姿が特にいい感じ。
映像内ではコロナのパンデミック中という現実とリンクしている部分があったのも面白かったです
(ミステリ要素とは関係ない)
もう一つびっくりしたのがヒューグラントが出演してたんですが、かなり老けててちょっとショックでした。
ノッティングヒルの恋人のイメージだったので当たり前ですがそりゃ違いますよねw
1作目が好きな方は、ナイブズ・アウト グラスオニオンが好きだと思います。
また1作目をみていなくてもミステリ好きなら面白いと思いますので、気になる方はNetflixをチェックしてみてください。
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